ブログ【斎藤さんウォーク】斎藤さん@西南戦役出征散歩 その2

ブログ【斎藤さんウォーク】斎藤さん@西南戦役出征散歩 その2

【斎藤さん@西南戦役出征散歩 その2】

警察博物館を出たら、左側の京橋を渡って銀座の中央通りをまっすぐひたすらに歩きます。

明治期もここは銀座の中心の大通りでした。藤田五郎を含む千人の巡査が並んで歩いた時、雨が降っていたそうです。警察博物館では、警察鼓笛隊が鳴らす警察唱歌や行進曲を音声ガイドで聞く事ができましたが、出征の行進も楽団がでていたかもしれません。

二次小説にちなんだ場所は、銀座四丁目交差点和光の傍の「木村屋総本店」。創業明治二年。147年の歴史の由緒あるお店です。小説内では【日村屋】としていますが、ここが元祖あんぱんを世に売り出しました。酒種酵母を使用した芳醇な香り。今も変わらぬ味です。小説の中で、土方さんのお土産ご用達場としています。今も大繁盛。パンは夕方には売り切れるので、お早めに。二階、三階のカフェレストランも昭和っぽさのある洋食店でお料理は手ごろなフレンチ(南仏風)でおすすめです。言わずもがな、パンが美味しいです。

今調べたら直営店は関東圏の百貨店しかなかったです。オンラインショップでお取り寄せ可能。

<木村屋総本店オンラインショップ> http://www.kimuraya-net.jp/shop/

たかがあんぱんなのですが。桜あんぱん、けし、昔ながらの懐かしい上品な味わいです。これぞ明治の味だと思いながら、時々買ってしまいます。お店で買えるものだと、フランスパン生地のフロマージュが美味です。

銀座三丁目の北側の裏通り鎗屋町。土方歳三(西村義三)の靴工場のあった場所と設定しています。この界隈裏通りは工場や庶民の民家などもあったようです。明治期はこの辺りまで煉瓦造りの大通りとして整備されていました。

ゆっくり歩いて20分で、銀座柳の碑に着きます。ここも明治期は掘割があって新橋がかかっていました。今は橋詰めの柱が残っているだけです。旧新橋を渡って昭和通りにでて、左に曲がったところに旧新橋停車場があります。

<ゴール>新橋停車場跡

旧新橋停車場 鉄道歴史展示室。館内には当時の資料がいっぱい。東京横浜間の運行シミュレート映像も見られます。学芸さんに伺ったら、建物は新しいものだけれど、建物の位置や方向は当時のまま、建物の裏にホームがあって、ここから陸蒸気が横浜に向かって走っていたという事です。博物館を出てから裏手に回って、当時のホームや線路を見に行きました。今はビルの谷間にありますが、夜はライトアップされて、オープンカフェもあり素敵な場所です。

明治期の地図を見ると、この停車場の前に「電信所」があったようです。そして、昭和通りを隔てて、京橋側に【逓信部】の庁舎がありました。二次小説の中で斎藤さんの借り受けている馬はこの逓信部所有。ここに馬場があって馬丁総監の山形さんがいる設定です。現在は、ここに量販店のドン・キホーテがあります。

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