ブログ【本づくりについて】
【本づくりについて】
皆さん、こんばんは。
週末は爽やかなお天気だったのに、一転して大嵐の一日でした。
今年にはいってから、本づくり(製本)をぼちぼち習っています。
紙や糸で作るハンドワーククラフトです。
先週末に、手製本を作りました。
私の初めての【小説】書籍です。
B6(四六版)サイズの短編集です。
収録作品は、以下の三つ。ページの関係で収まるものを選びました。
地獄八景(地獄八景新選組戯)全編
雨宿り(斎藤一編、原田左之助編)
お題短編集(数編ピックアップしたもの)
全160ページで、文庫本より大きいソフトカバー本(フランス装)です。
本文用紙に小説原稿を用意し、クラスでフランス装を習いながら綴じました(美篶堂さんの製本キットを使用)。厚紙でブックケースも作りました。
いつもは、横書きで発表しているものを、縦書きで紙に印刷して本の形になると印象が違いとても不思議な感覚。出来上がった時、正直ちょっと気恥しい感じがしました。書いたものが物理的に形をとるインパクトです。クラスの人に中身を見られるのは恐怖でした。思い切り同人二次創作ですからね。
いつか自分で書いた小説を手製本にしようと思って習い始めた製本クラフト。奥が深くて夢中になっています。これから自分の書いたものを製本して残していきたいと思っています。本づくりは書く事と同じぐらい楽しいです。
製本、もっと上手になりたいです。小説ももっとちゃんと書けるようになりたいです。目標は斎藤さんクロニクルを上製本で。表紙は会津型の布を使って、栞や花布も決めてあります。執筆もペース上げて頑張る。
出来上がった本の写真を載せますね。
大きさが分かり易いように、文園社の古本と並べました。フランス装はカバーを固めの紙で中表紙を折り紙のように包んでたたみます。ハードカバーとソフトカバーの中間ぐらいの書籍です。文字は游明朝で組んでいます。古書っぽい仕上がりです。
ちよろず