ブログ【二次小説 更新情報】平助の覚悟
こんにちは。戊辰シリーズその7「平助の覚悟」をアップしました。
甲府からの敗走後、新選組はすぐに秋月邸(鍛冶橋内)を引き払い、五兵衛新田へ陣を移ります。金子五兵衛という名主が居た事から五兵衛新田と呼ばれた土地。今の足立区に該当する一角。この金子家は新選組と直接関係は全くなく、名主見習いが親類から紹介されて甲陽鎮撫隊を逗留させるよう宿の供出の要請を受け、そこに新選組の隊士たちが乗り込んでいったと説明されています。ここで近藤さんは初めて「大久保大和」という偽名を使っています。
秋月邸からは、徒歩で約三時間弱の距離。墨田川をずっと上って行くので、引っ越しは舟を使ったかもしれません。金子邸には約三週間滞在し、ここでは頻繁に会津藩や幕府の役人が出入りして合議が繰り返されたようです。金子家の記録では、どんどんと隊士がやって来て納屋や厩まで隊士が逗留して溢れかえっていたらしく、寺に分宿させるようになったと記載されています。
ゲームでは金子邸での逗留は詳しく描かれていないようです。現在、五兵衛新田にかつてあった金子邸跡はあるのですが、敷地内には立ち入ることは出来ません(史跡の表示はあります)。江戸の頃は、ここはもう江戸の範疇外なので、斎千が千住の渡しを超える時は再び江戸を離れるという感覚が強かったと思います。
小説は真改華の章をプレイしながら書いています。何度やっても、画面のどこからかに新しい発見があったり、他の登場人物について解る部分があったり。斎藤さんルートだけでも、どんどんイメージが膨らみます。
この前、たまには他の攻略キャラと千鶴ちゃんの様子も見てみたいと思って、付録エピソード(Vita版だと配信ダウンロード特典でしたっけ)を見てみました。坂本龍馬さんのエピソードは、龍馬さんが積極的に迫りながらも、千鶴ちゃん自身に身を許すかどうかの判断を委ねるという、左之助さんの一歩上を行くような振る舞いで驚きました。土佐弁って、それだけで魅力的です。ちー様のエピソードは、仙台でもう既に夫婦のように、ちー様が千鶴ちゃんを叱る。あれも素敵です。罵倒のしかたが、ちー様らしくて。横柄でいて愛情深くて面白い。
斎藤さんのエピソードは、本編にあってもおかしくはないのですが、あれは二人が意識し過ぎで、真改にはない場面ですね。台所の流しの上の壁に貼ってある御札が気になります。
小説の進みが遅くてすみません。ゲームにない部分をいろいろ想像していると止まらなくて、どう話が進んでいくのか試行錯誤しています。どんどん書き進めますね。
ちよろず