ブログ【小説更新】死闘

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【二次小説 更新情報】

こんにちは。連日寒い日が続いていますが、皆さまお元気にお過ごしでしょうか。

明暁シリーズ34「死闘」をアップしました。西南戦役その四です。
引き続き豊後竹田から佐伯方面での戦線につく斎藤さん。

斎藤さんの戦役日程は前回のログに書いたように、萩原指揮官の日誌によるものですが、
細かい戦闘の様子は想像とねつ造による私の創作です。
隊の規模もあまり資料には載っていないのですが、戦役の功労部分の記録を見ると、遊撃部隊のような非常に柔軟な扱いをされている、そんな二番小隊の印象を強く受けます。

他の小隊は、大隊の援護隊についていますが。二番小隊は必ず、先駆部隊や奇襲攻撃部隊として動いています。そして、戦った翌日は、前線からは退いて後備にまわって一日休憩のぺース。軍隊戦線とはこういった事が基本なのかもしれません。

でも、記録を見てみると、敵の攻撃で、後備にまわっていても駆り出されて先駆部隊となって薩摩軍を撃退していたり、本当に二番小隊は大活躍しています。一体、いつ休息を取られていたのか、豊後に到着してからの数か月の斎藤さんの行軍は、凄まじい日程です。そして、指揮長としての斎藤さんは、隊の先頭を切って闘っていきます。

このような姿は、原作ゲームやアニメの斎藤さんで皆さんも十分に馴染んでいらっしゃることと思います。

西南戦役篇では、戦国時代のような闘いをイメージして意識的に書いています。
陸軍や警視隊の装備は、確かに近代戦争のものだったと思いますが、
私は西南の戦は、【武士が刀を振るって戦った最後の戦争(内乱)】として、薩軍、政府軍どちらも描いておきたいと思っています。

陣形にこだわる斎藤さんは、読む方にとって奇妙に映るかもしれませんが
指揮長として、実戦経験、侍の勘、冷静沈着な斎藤さんがその覚悟を持って挑む姿を
読んだ方に味わっていただけたら幸甚です。

ちよろず

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