【二次小説 更新情報】
こんばんは。明暁シリーズ44「秋昼後刻」をアップしました。
シリーズ最終話。完結です。
【猫と小判】から始まって全44話。
ゲームED後のエピソードを描く事は、壮年期の斎藤さんをひたすら想像して萌えまくり想いをキーボードにぶつけるような、そんな毎日で非常に楽しかったです。
独自設定、オリキャラ満載。薄桜鬼とかけ離れた明治時代の話にお付き合いくださって有難うございました。全てのこぼれエピソードを拾うと、さらに間延びしそうなのでここで一旦完結します。こぼれ話は、機会があれば番外編としてアップします。土方さんや部下のその後の話になると思います。ちー様の話も構想にあるので、「斗南にて」の未発表の話に絡めて、一篇書くつもりでいます。
いわずもがな、ちー様。明治期も生きています。
すみません、斎藤さんルート沿いと謳いながら、ちー様生きているネタ全開で書いています。原作ゲームの内容を改変していることをお許しください。
少しだけ、最終話の作品語りさせてください。あとがきネタバレ読みたくない方はここまでで。記事を畳みます。
前々回の春昼と同様、タイトルは【春昼後刻】のパロディです。総司君の【四角院丸々三角居士】もそのままお借りしています。春昼後刻は大好きな小説です。この謎めいた戒名は私の中の物語を探る永遠のテーマです。オリジナルの春昼後刻では不気味な暗号のような、視覚的イメージも本当に奇妙で。長年抱えた私の中のひとつの解釈を今回はそのまま総司君のエピソードに描きました。
総司君の魂のイメージに重ねると、また違ったイメージになってとても気に入っています。春の昼でなく、秋の昼で、永日の挨拶で次は翌年の春に戻って来たら。
最初に【猫と小判】を書いた時、漱石の猫のように、猫の総司君が見た明治期の斎千を描こうと思いました。天邪鬼で皮肉な視線で滑稽に。
でも結果話はどんどんと広がって、総司君から離れることが多くて、影の主役の総司君が全面にでることがないままでした。
キャプションにも書きましたが、書く事の楽しみを常に享受できたこと、それは読んでくださる皆さんがいるからです。ただゲームの補完を想像したものを書き綴ってパソコンにセーブしていただけの日から、こうやって外に作品を出すようになった事は私の中では大きな変化で、ネットで発表することに戸惑いながらも、読んで貰える喜びは何にも代えがたいです。
いつも拙い暴走気味の話を読みに来て下さってありがとうございます。
感謝しています。
ちよろず