ブログ【小説更新】薄明薄暮
【二次小説 更新情報】
皆さん、こんにちは。
戊辰一八六八 その1「薄明薄暮」をアップしました。
真改華の章斎藤さんルート沿いで描く新シリーズ始動です。
「濁りなきこころに」の小太刀の誓いの夜の続きです。
本シリーズは、戊辰の年の斎千を中心に華の章斎藤さんルートと史実の白河戦線、会津戦争を織り交ぜて描きます。ゲームの設定と若干時系列でイベントが異なったり、途中ゲームとは異なる展開になったりします。ゲームと史実の狭間の物語です。
ゲームから設定やキャラをお借りしての独自設定の二次小説になりますが、薄桜鬼の世界観は壊さずに描いていきたいと思っています。
戊辰の年は、和暦で慶応四年。西暦1868年。約150年前のこの年は、閏年でもあり、四月と五月の間に閏月がありました。閏四月が入ったことで、一年間が13か月あった、非常に長い一年です。おまけに、9月に明治天皇が即位して改元されたため、慶応で始まったにもかかわらず、10月からは1月25日まで遡って明治元年とされました。非常に表記がややこしいです。小説ではずっと慶応四年で書いて行くつもりです。旧暦と新暦では普通は30日ぐらいのズレがありますが、この一年間に関しては、四月以降1か月半以上のズレがあるので、旧暦で物語を読むと、季節感にズレが生じます。春が夏で、夏が秋、そして秋が初冬である事をご留意ください。
出来る限り、体感温度や季節感など本文で表現してリアルな様子を描写していこうと思っています。どうしても実際の季節を知って欲しい時には、日付の表記に新暦変換したものを入れるかもしれません。
江戸も東京に名前が変わります。改元あり、首都も名前が変わり、元首が変わり。まさに御一新なのですが、物語の主役である斎藤さんと千鶴ちゃんにとっては、それまでの世界の【瓦解】の一年です。物語の舞台は戦地、転戦しながら斎千が強く結ばれて行く様子を描きたいです。
どよーんとなる展開も多いと思いますがなんとか描きたいところまで描ききりたいです。
斎千が甘くなるように頑張る。
長い連載になりますが、お付き合いいただけると幸甚です。
それでは皆様、よい連休をお過ごしください。
ちよろず