ブログ【小説更新】府中村 若松 関田家

ブログ【小説更新】府中村 若松 関田家

 【二次小説 更新情報】

皆さん、こんばんは。
大股開き3「府中村 若松 関田家」をアップしました。多摩の滞在篇の最後です。雨続きで江戸へ戻る日程が先延ばしになっている中、再び土方さんが佐藤家に現れて泊まっていきます。多摩の夏の日。
はじめくんはこの時、十七歳(かぞえで十八歳)です。元服から二年。千鶴ちゃんとの出会いは、この一年半後。斎藤さんは本郷に実家があって、そこから目と鼻の先にある雪村診療所で、千鶴ちゃんが生活していました。千鶴ちゃんは十二歳(かぞえで十三)。時間軸では、伊庭八郎さんがそれまで頻繁に診療所の蘭学講習所に通っていたのが、城勤めが始まって、通えなくなってしまっています(「初戀」の頃)。
少女の千鶴ちゃんが頭を島田に結い娘らしい恰好を始めた頃です。雪村鋼道さんは、まだ江戸で蘭方医として番医師をして、幕府の羅刹研究に関わり始めた頃かもしれません。

出逢いの前に、こんなに近くに二人が生活をしていた日々があったのが不思議です。育った生活圏が同じだと、二人が互いに知るようになるのはいつだろうと、最近想像しています。

読んで下さってありがとうございます。

ちよろず

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