ブログ【小説更新】敗走
【二次小説 更新情報】
戊辰シリーズの最新話「敗走」をアップしました。
甲府から敗走するエピソード。甲府の山中で再び綱道さんと遭遇します。
ゲーム本編をただなぞっているだけで、すみません。
斎藤さんと千鶴ちゃんの二人きりの移動は、この時だけで。以降はずっと新選組と一緒に結構大所帯での行軍になります。ゲームでは、行軍の野営の夜に、山中で二人で語らう場面が、出てくるのですが、あの度々ある山中場面。斎藤さんルートの斎千が凝縮されていますね。
小説ではすっかり飛ばしてしまっていますが、江戸を発って甲府に向かう山中で、
第一回目の語らいがあって、うまくノーマルルートに進むと現れる、斎藤さんスチル。
あの夜の光と同じぐらいに碧い目の斎藤さんです。あのスチル。設定画集でも本当に素敵で。よーくみると、右腕を伸ばしているように描かれています。画面のこちら側を真っ直ぐにあの目で見つめられて、伸ばした手は、(ゲーム内の文字の描写では、千鶴ちゃんの頬に触れているという。結構天然に大胆な場面)。画集では、ヨネさんは、衣装を黒く設定してしまって、腕をこちら側に伸ばしているという部分があまりハッキリしていないのが、失敗だったとコメントされています。でもこのスチルは、本当に素敵で。無自覚の愛の告白みたいで、斎藤さん、天然に大胆。これです。
画面に向かって手を伸ばしてくるなんて、本当に乙女ゲームだなと感心します。千鶴ちゃんというヒロインを描いていても、しっかり画面のこちら側で斎藤さんぞっこん状態になってしまいます。感情移入が自然にできるのは、こういったスチルや場面の効果もあるのかなと思います。
小説のエピソード、なかなか話が進まなくてすみません。
斎藤さんや土方さんたちが江戸に敗走する十日間ぐらいの間に、実際には幕府と新政府軍で話し合いが進められいて。東北や北越では新政府に立ち向かうか、恭順するかで各藩がひしめき合うように協議を開いています。この緊迫した状況で、新選組は隠れるように陣を移動していくのですが。このひと月ぐらいの間に新選組の激動の日々が詰まっています。
そんな日々に揺れる斎藤さんと千鶴ちゃんを描いていきたいです。
綱道さんやちー様周辺の話は、完全にねつ造話です。ゲームの斎藤さんルートでは描いていない部分がでてきます。
読んで下さってありがとうございます。
梅雨の蒸し暑さと冷えで体調を崩しやすい時期です。
みなさま、どうかご自愛ください。
ちよろず