ブログ【小説更新】野試合

ブログ【小説更新】野試合

【二次小説 更新情報】

皆さん、こんばんは。
大股開きの最新話「野試合」をアップしました。
府中の大國神社での奉納仕合で、野試合をするエピソード。

小説の冒頭に出て来る、斎藤さんのお姉さんのお勝さん。史実の斎藤さんの五歳違いのお姉さん、勝(ひさ)をモデルにしています。斎藤さんは三人兄弟の末っ子です。このお姉さんは、相馬にお嫁に出た記録があるだけで、後年藤田五郎として東京に戻った斎藤さんとどれぐらい接点があったのかは不明です。

山口一だった頃の生活がどのようなものだったのか、想像するしかないのですが、御家人株を買って士分になったという斎藤さんのお父さんは、相当の苦労人だったようです。足軽(もしくはそれ以下の身分)で息子二人に武術や算術を習わせることは、江戸のような土地では、非常にお金がかかったと思われます。山口家は、斎藤さんのお兄さんが継ぎますが、一人娘しかおらず、山口姓は明治期に途絶えます。
斎藤さんは京都時代に「山口二郎」を名乗り、戊辰戦争終結後、斗南藩に移ってから「藤田五郎」に改名します。油小路の変からほぼ一年間は、本名の山口姓で過ごし、新選組として幕府に仕えます。
改名と偽名については、その目的や状況などをいろいろ思い巡らす事になります。
大股開きは、「山口一」が「斎藤一」になるまでの物語です。

続きを書き進めますね。

読んで下さって、どうも有難うございます。

ちよろず

コメントは受け付けていません。
テキストのコピーはできません。