ブログ【Sneak PeekとSpoiler】

ブログ【Sneak PeekとSpoiler】

皆さん、こんにちは。

連休が続いていますね。お元気にお過ごしでしょうか。

今日は小説に限らず、ゲームや映画、全てのエンタテイメントにおけるSneak Peek(先行情報/映像)とSpoiler(ネタバレ)について書きます。

ロードショー映画など、大きく宣伝される映画などは、映画館での「予告編」以外にも、テレビや動画サイトで「スニークピーク」上映をされることが多いです。

楽しみにしていらっしゃる皆さんへ、映画の一部分だけ、先にこっそりお見せします。

これが製作者側の宣伝も兼ねたサービスであることは明らかです。映画のマーケティング方法の一つです。その映画を見るのを楽しみにしている人々は、映画の1シーンを見て、どんな映画になるのか想像して楽しみに待ちます。実際映画館で上映が始まったら、既にスニークピークで見た場面をもう一度見る事になるのですが、だいたいが一瞬で終わったり、特別に重要な場面でもなかったりします。既に観ているので、もう一度おさらいしながら、どんどん映画が進んでいきます。

スニークピークは上映作品を見る側(オーディエンス)に大して影響を与えません。

言葉どおり「スニークピーク」は「こっそり覗き観する」ことです。映画会社は「覗き見されても大丈夫」な部分しか見せません。一度封切されたら、秘密でも何でもなくなる情報ですが、ファンにとってみれば、どんな場面でも新作情報は早く中身を知りたいので、封切りを待つまでのワクワク感や、待ちくたびれた気分がまぎれるという効果もあります。

私はこの「スニークピーク」は一切見ません。見ないようにしています。小説も、新作が待ち望まれた作品の一部を作家さんが、新刊発売の数か月迄に公表する場合がありますが、映画と違って、小説になるとたった1ページの1章の冒頭部分だけでも、読むだけで様々な憶測や予想が広がって、新刊入手までの数か月間、頭の中で勝手に物語の先読みをしてしまいます。この傾向は、映画より小説やゲームは強いです。

もし、その小説が物凄い人気で、例えばハリーポッターシリーズのように、公式、非公式を問わず、読者のフォーラムがインターネット上に存在する場合は大変です。世界中の読者が、自分の予想や憶測を書き込んで、考察をぶつけ合い、論争になります。そういったフォーラムが存在しなくても、SNS上でファン同士憶測や感想をぶつけ合います。

ハリーポッターシリーズの作者のローリングさんは、こういった「スニークピーク」発表後は、それについて何もコメントをしませんでした。代わりに、彼女の公式サイトでは、既に発表された作品について、読者からの質問に対して、真摯に回答していました。張り巡らされた伏線を思わせるパズルのような画面デザインなど、小説を読みながらもファンが彼女の創作世界の中に入り込んで楽しめるように工夫されていました。あそこまで出来たら、読者も作家もとても楽しいと思います。

さて、スニークピークに付きものなのが、「ネタバレ」です。上に書いたように、フォーラムが無くても、今はSNSでファン同士が感想や憶測を、与えられた情報を見たり読んだりすることで語り合うのですが、これが「Spoiler」という性質を伴ってきます。

Spoilerは「ネタバレ」と訳しますが、もともとは動詞のto spoil (台無しにする、食べ物を腐らせる、子供を甘やかす)という意味から出来ていて、ネガティブな意味あいが強い単語です。転じて小説や映画の結末のネタバレをすることという風に使われています。ネタバレは勿論ですが、新作の一部情報を見たファンが先にその内容を語ることで、まだスニークピークを見ている、見ていないにかかわらず、単語の意味通り作品を楽しみにしている「気分」が「台無しになる」部分は大きいです。

わたしはSpoilerを極力避けるようにしています。Spoilerを避けるために、映画などはレビューなどもみません。Sneak PeekもSpoilerが一緒に目に入る可能性があるので避けています。小説もそうです。幸運な事に、好きな現役の作家さんは、スニークピークを公表しないので新作が出るまでは静かに待つことが出来ています。

こちらの小説やもとになっている薄桜鬼ゲームの内容について、極力ネタバレや、読む方の楽しみや薄桜鬼の世界を「台無し」にすることはしたくないと思っています。なので、当サイトでは、誰の目にもつくコメント欄は設けていません。ブログに書き込む際、記事を畳んで「ネタバレ」になるものは、一覧で見せないようにしています。もしそれでも、書き込まれている内容に「読みたくなかった」と思われるものがあれば、本当に申し訳ございません。

公式のスニークピークを見ての感想や、それを見て生まれた幻想、想像などをファン同士で話題にすることは、とても楽しい事です。考察や萌え語りなども大いに盛り上がるでしょう。私はその行為を否定しません。でも誰にでもみえる場所で語られているものは避けています。そういったものが書き込まれているSNSは公式サイトも含めて一切見ません。

薄桜鬼もこれから新作が発表されます。真改が出た時もそうでしたが、ゲームのコンテンツがプレイヤー、未プレイヤーを問わず浸透するまでは暫くかかります。発売前後にはスニークピークやスポイラーも発生しているだろうと思います。そういったものは、一切避けて、ゆっくり新作を楽しんで行こうと思っています。もしかしたら、また幻想が進んで小説を書きたくなるかもしれません、それか全く書く気がなくなるかもしれません(・∀・)先のことは本当に判らないですね。

スニークピークやスポイラーは見ざる言わざる聞かざるで。

そんなことをいいつつ、薄桜鬼は、繰り返しプレイすることで見えて来る部分が多くて、一向に楽しみが減らないです。新しい発見は毎回静かな感動を生むもので、私の萌えの源になっています。どのルートもキャラが魅力的で、画面の隅々まで楽しんでいます。近く発売になる新作でも、また新しい発見があるでしょう。それが今は楽しみです。

生れて来る萌えは、ひたすら作品にしていく所存です。

とめどなく書き続けてしまうと思いますが、お付き合いいただけると幸甚です。

此方に設けているメールフォームでの皆さんからのコメント大歓迎です。新作旧作問わず、ゲーム、アニメ、それ以外の事でもなんでも、ご自由に書き込んでください。誰からも見られる場所ではないので、安心してくださいね。

ちよろず

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