ブログ【本づくり】ぼちぼち進めています。
こんにちは。気づくと一月も半分が過ぎていて、日常生活でふとタイムリープしてしまったような感覚です。皆さん、お元気にお過ごしでしょうか。
以前ブログに書いた小説本づくりですが、「奇譚拾遺集」を先に出すことになりました。まだ第一回ゲラ校正を終えたところです。ボリュームが大きいため、上下巻に分けなければならないかなと思っていましたが、なんとか一冊にまとめられそうです。
「奇譚拾遺集」は九つの短編説話集にしようと書き始めました。大好きな石川淳版「雨月物語」みたいな円環小説を目指していたのです。独立した話でもテーマを同じに設定して、どこから読んでもどの順番で読んでも繋がるように全十三話を一冊の本にまとめました。
サイトに置いてある小説は横書きで、Web上で読む事を想定して画面構成しています。これを紙の本にそのまま再現すると非常に読み難くなるので、本は適宜書き変えています。章ごとのタイトルも省略し、部分的に書き直しています。サイトの小説が「雰囲気」で進むものとしたら、本は文章の勢いで読み進められていくようにしています。感覚的な部分で。
今回初めて自分で書いた小説をゲラ校正しました。赤ペン片手に隅々まで。誤字脱字、誤表記、誤表現が大量に見つかり原稿が真っ赤になりました。仕事でも紙に印刷してペンを入れるということを長くやっていなくて、自分の書く文章の悪い癖を改めて痛感する事となりました。物凄く良い経験です。これからカバーデザインを作って印刷屋さんの紙の選定をして、製本印刷にまわす予定です。原稿の下地だけが出来ている「地獄八景」については、「小品集」と一緒にまとめようかと検討中です。これも奇譚拾遺集の印刷製本の仕上がりをみてから決める予定です。「濁りなき心に」は、かなり以前に書いた二次創作初期の頃のものなので、クロニクルに纏めるために大幅に書き変えが生じる予感がしています。サイトにあるものと内容的には変わらないと思いますが、小説版は「書き直し」に近いものになると思います。
これから作る本は全てサイトにある作品の再録本です。サイズは文庫本でポータルな重さとボリューム、外見は市販の文庫小説と変わらない仕上がりを目指しています。
今後サイト内で配布の案内をします。(本にする作品はそのままサイト内で公開続行、サイトもまだまだ続けます)紙の本で手元に持って読んでみたいという方はリクエストを下さい。できるだけ安価に頒布出来るようにします。全て自家通販(直接取引)です。入稿のタイミングで、BIBLIOTECA内に頒布ページを増設します。ご興味のある方は、覗きにきてください。
最近、薄桜鬼公式の動きをなかなか追えていなくて、OVAやドラマも始まって、春にはイベントもあるようですね。人との接触や多くの人が集まる場所は避けなければならない状態が早く解消されるといいですね。こういった状況だと、オンラインやテレビで視聴ができるものが有難いです。ゲームはいいですよ。いくらでも自宅でプレイ出来て妄想が捗ります。
それでは皆さん、寒い日が続くのでお身体おいといください。
ちよろず
上の写真は、歳三さんUSBメモリスティックです。土方歳三資料館グッズの中でも実用性が高く、わたしのお気に入りです。自宅のプリンターが使えない時に原稿データをコピー屋さんに持ち込む時など、とても重宝しています。蓋がマグネット式で紛失防止仕様、日本刀の白鞘のようなデザインも素敵です。