ブログ【二次小説 進捗状況】必ず
明暁シリーズの最新話『必ず』を書いています。(この作品はパスワードで保護されています。二十歳以上の方のみ、パスワード申請お願いします)
八月の暑い頃の診療所の日常風景。久しぶりに土方さんが登場します。
相変わらず忙しい土方さんが診療所に現れた日の話。
土方さんは明治期の話の中で、左之助さん同様存命している設定で書いています。
土方さんには、モデルにしている実在した人物がいます。
旧佐倉藩出身の実業家、【伊勢かつ】こと「西村勝三」さんです。
元武士で商人として明治期に生きた人で日本の殖産興業の父と云われています。
新選組とは全く由縁のない人ですが、幕末に武器を商って大もうけをしたので
もしかしたら、伊勢かつが作った鉄砲玉などを、土方さんは戊辰の戦で使っていたかもしれません。
明治期の話を書き始めた時、おおまかなプロットだけがあって
斎藤さんと千鶴ちゃん以外の登場人物を全く想定していませんでした。
一話ずつ書き進めながら、新選組幹部が生きていて、土方さんも存命しているという設定を随分と後になってから始めて。以来どんどん土方さん幻想が膨らんで行っています。
土方さんは武士に憧れ、本物の武士になって天寿を全うされたので
生きていれば、変わらずに刀を振り続け、戦いつづけるとも思うのですが、
刀を置いて、産業を興すことに人生を掛けるという生き方もと思い始めたのが幻想のきっかけでした。
一度決めた事は、最後まで。
史実&薄桜鬼の土方さんの潔さが、明治期の生き様に現れればいいなと思っています。
新しい時代に、新選組の土方歳三が生きていたら
土方さんが何処までも格好よく、斎藤さんにとって海や大空のような存在で
千鶴ちゃんも昔と変わらず、お小姓のように尽くす
土方さんが斎藤さん一家と深く関わっていく様子を楽しみながら書いています。
もう大方書き終わっていますが、もう一つエピソードを盛り込んで整えようと思っています。
一気に書き上げて、近々アップしますね。