ブログ【濁りなき上巻】頒布終了しました。
こんばんは。第3回配本「濁りなき心に上巻」の頒布は終了しました。お申込み頂いた皆様、ありがとうございました。
リクエストがあれば、まとまったタイミングで再版を考えています。ご希望があれば、メールフォームで知らせて下さい。
「濁りなき心に下巻」の原稿もそろそろ仕上がりそうなので、下巻の配本は少し早くなりそうです。11月初旬に頒布予定です。(書房ページを更新いたしました)近々、下巻の申し込み受付も開始いたします。濁りなきの次は「戊辰一八六八」を続けて出す予定です。
先日、福島県立博物館の特別展示「新選組展」を見に会津に行ってきました。文献資料が豊富で今まで写真でしか見た事がなかった永倉新八の辞世の句が裏地に書かれた陣羽織、斎藤一が近藤勇から貰ったと伝わる根付の実物を見られて感激しました。今回は初めて日帰り会津旅行を試みました。移動は電車のみ。市内の移動は徒歩。混雑していると聞いていた新選組展は、平日の午後(雨天)だったために空いていて、じっくり見学することが出来ました。
先に郡山から磐越西線で会津若松のひとつ手前の「広田」で下車し徒歩で「会津藩校日新館」に立ち寄りました。芒の穂が風になびき、ゆるい勾配を登り磐梯方面の美しい山々や緑の田んぼが広がる風景を堪能しました。日新館はなかなか見ごたえがあって、会津藩の上級武士の子弟たちが勤勉で礼儀や武士としての立ち振る舞いを細かく小さな頃から身につけていった様子がよくわかりました。お人形たちが白虎隊士(中二番隊)で一人一人の名前と逸話が紹介されていて、彼らの幼少の姿を垣間見ているような気がしました。藩校からは優秀な人材が生れ、戦後も教育や文化面で活躍した人が多いです。新選組(斎藤さん)に関係のある人では、山川大蔵さんや健次郎さんが大きく紹介されていました。
広田は無人駅で待合に畳敷きスペースに本棚、会議室テーブルとイスが並べてあって、のんびり電車を待つことができました。駅前のお饅頭屋さんで甘いものも調達できてよかったです。
今回のお楽しみのひとつ、ランチに「麺や大一」に行ってきました。(会津若松駅から徒歩15分くらいかな。飯盛山に向かう道沿いにあります)
名物山塩ラーメン。あっさりしていて、とっても美味です。
お腹がいっぱいになったので、腹ごなしに大一からお城まで歩くことにしました。一つ目の角を左に入って暫く行くと蚕養国神社に着きました。とても古い神社で建立は平安初期までさかのぼります。嵯峨天皇が建てたと聞いてまさに「高岡親王航海記」の頃。澁澤さんに所縁があるような気がして境内を歩き回りました。樹齢900年の桜の古木があって、その苔むした姿は美しかったです。思わぬところに素敵な場所をみつけられて良かったです。また会津が好きになりました。
裏通りを縫って最短距離で博物館に辿りつき、じっくり新選組展を見学できました。ここまで新選組に特化された展示はなかなかないですね。あと会津藩側の京都守護職の役人が記述した当時の新選組の活躍や伝文などが面白かったです。多摩時代の土方さんが詩歌を習っていたお師匠さんの日記に「今日はとし君がきた」と書かれていました。可愛いですね。「としくん」呼びされている土方青年。
とても新選組隊士が身近に感じられる展示でした。会津平日日帰り旅行は無駄なくピンポイントで観光できて良かった。今度は真冬に行きたいです。雪下キャベツの美味しい季節に。雪化粧の松平家墓所をお参りしたいです。只見線がもうすぐ全線開通するのも喜ばしい。奥会津に行きやすくなります。
早くコロナが終息してゆっくり会津地方を旅行できる日がきますように。
ちよろず
おまけ:帰りに郡山みやげ館で「ロミオのクリームボックス」が買えました。やっぱり平日に行くと売り切れずにあります笑笑 これは家に帰ってよく冷蔵庫で冷やしてから頂く方がより美味しい。
箱が可愛いくて捨てられない。