【お知らせ】戊辰一八六八上巻を発送しました。
こんにちは。本日付けで「戊辰一八六八上巻」を発送いたしました。お申込みいただいた方々、どうも有難うございました。
現在、下巻入稿前の最終チェックをしています。このシリーズは連載を終えたのが比較的近いにもかかわらず、リライトする箇所が多かったです。ちょうど今の季節と小説の中の展開(会津戦争終盤)がぴったりと重なって、「告白」の場面は何度も書き直しました。この後の「斗南にて」に繋げていけるようにと思っています。入稿手順にも慣れてきたのと、業者さんとも連携をとれるようになって、製本までのスピードが上がってきました。この調子で、本づくりを進めていければと思っています。
来年は「大股開き、庇の影」の後、「斗南にて」「明暁に向いて」の順に出す予定です。どちらかに「雨宿り」を収録します。もともと、ゲームブックを意識して書いたものなので、分岐ストーリーを本にしてどんな風になるのか、何か工夫が出来ればと思っています。一番最後に出す予定の、FRAGMENTSは装丁を変えて出す計画をしています。現代パロディなので、それに合ったデザインにしたいです。また近々、書房ページも更新しますので、ご興味があれば覗いてみてください。
二次小説は、FRAGMENTSの続きと「明暁」の番外編を同時進行で書き進めています。ボツにした風千夫婦物語が一つあって、途中まで書いて放置しているものがまた気になってきました。だいぶん長く寝かせていたので、醸してきたかもしれません。最近、部屋の本棚にある古い小説ばかり読み返していて、ストーリーが進んでいる内に、それまで認識していた世界が虚構かもしれないという風になる物語が面白いなあと思います。ヤン・マーテルのLife of Pi(パイの物語)とか、アゴタ・クリストフの悪童日記(三部作)や、町田はんの「告白」など。認識覆され系。グラグラっとくるのがいい。
読書の合間に、アニメBLEACH千年血戦篇を鬼リピート視聴しています。令和の美麗アニメで千本桜景厳が見られるとは。薄桜鬼の斎藤さんに出会う前、黒髪、無口、口角の下がったクールな刀使いという属性の好みを決定づけた朽木白夜に再び痺れ捲っています。今回、漫画の原画チックな画面も多くて、本当に素敵。去年、娘に借りて全巻を読み返し、この年になって、阿散井 恋次の良さにも気付いてしまい、キャラの好みは年齢を重ねると変わるという劇的な体験をしています。昔から恋次は好きでしたが、今は恋しているのかというぐらい大好きです。薄桜鬼もいまから10年後、ふとそれまで気にならなかったキャラに夢中になることが起きるかもしれません。そうなったら、また楽しそうです。