ブログ【二次小説 更新情報】鬼のもくろみ
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戊辰シリーズの最新話その12「鬼のもくろみ」をアップしました。
白河戦争勃発前夜。前回の白河城でのエピソード前後の話です。斎藤さんが新選組を率いて向かう白坂口は今も残る白河戦争の激戦地「稲荷山」です。白河南陵の芦野宿から北上する薩摩、長州、大垣、忍藩の新政府軍を迎え撃つ最前線でした。宿陣先の柳屋旅館からは、約徒歩で30分の距離。近くには会津藩戦死者墓碑があります。
ちなみに、柳屋さんは蔵座敷が修復公開されています。旅館はかつては通りに面して立った大きな建物で、三十の座敷があり、そこに新選組は宿陣しました。
新選組は会津藩部隊の中でも、外部からの参加部隊。なので、白河小峰城の中での逗留は許されなかったようです。徴募兵隊である会義隊同様、下士部隊は城下に分宿するよう指示されて、悪天候の中、加わった同盟兵と宿の確保に大騒ぎになったと慶応日記に記されています。戦線の最初に、斎藤さんが柳屋に逗留したことは確かで、今は新選組の史跡になっています。
脇本陣柳屋旅館跡 ←白河観光物産ホームページのリンク。
当時の柳屋の絵が「諸国道中商人鑑」に残っています。
白河は、現在でも小山がポコポコと点在する土地です。左側に那須の山々が連なり、会津ほどではないですが盆地で、土地自体の緯度が高く高原地帯です。この点在する小山が、主に戦の陣や砦となりました。白坂口は南稜の那須芦野から奥羽街道を新政府軍が上って攻めて来ました。
戦の前に数日に渡って雨が降り続け、芦野から山道は酷いぬかるみで、新政府軍の行軍は困難したそうです。
これから白河百日戦争が始まります。新選組局長としてひたむきに闘う斎藤さんと千鶴ちゃんを描いて行きますね。
「月影の抄」の発売の日を迎えましたね。皆さん、楽しんでいらっしゃる事でしょう。
原作に新しいエピソードが増えるって、本当に嬉しい事ですね。ゲーム発売を待つのも楽しいですが、出てからも攻略しながら、あれやこれや想像するのが楽しい。
小説の方は、どよーんとなる(独自)展開ですが、お手すきの時に覗きに来てもらえると幸甚です。
ちよろず