ブログ【小説更新】八郎の旅立ち
こんばんは。FRAGMENTS20春「八郎の旅立ち」をアップしました。
久しぶりに八郎先生が中心のエピソードです。転院騒動で怪我をした左腕は既に完治して、通常の勤務状態に戻った矢先の出来事。医局人事のいざこざに巻き込まれている様子がうかがえます。
研究センターの研究員から免職となっているのは、陰で風間の力が働いているような気がします。診療所も伊庭先生が居なくなるのは大打撃。世の中ままならないです。
このシリーズでの伊庭八郎医師の設定は、真改の伊庭さんルートをプレイした私個人の印象を膨らませて形づくっています。伊庭さんはフットワークが軽くて、物語の中でいつもよく動き回っているイメージがあります。必然的に千鶴ちゃんも一緒に動く。なんとなく、伊庭さんは千鶴ちゃんと二人きりで行動することを好んでいる、そんな印象があります。己の恋愛感情にとても素直で、臆することなく愛情表現をする。普段、斎千を描くことに慣れてしまっていると、溢れる気持ちが常に流れ出ているような伊庭さんを物凄く新鮮に感じます。
伊庭さんは、強引な部分があっても相手が受け入れていないと気づくと、一歩引いて相手の気持ちを一番尊重する。想われる相手としては理想的ですね。
でも隙があれば、勝負にでていつでも奪ってみせるという気概もあって、なかなか男性のお友達としては手ごわい。こんな人っているんでしょうかね。実際に。乙女ゲームのキャラだけかしら。
FRAGMENTS冬と春シリーズでは重要な登場人物であることは間違いないです。
筆が進むスピードにムラがあって、なかなかアップするペースが上がらず申し訳ないです。まだまだお話は続くので、お付き合い頂ければ幸甚です。
書房ページを更新しました。2023年配本予定もぼちぼち追加しています。
ちよろず