ブログ【進捗状況】連載小説と本づくりとゲームのことなど
こんばんは。サイトにお越し頂きありがとうございます。
すっかり秋も深まって来ました。ずっと滞っている連載小説「FRAGMETNS春」の続きですが、今書いています。閑話的な話で、またちょっと脱線気味。近々、整えてアップします。
今日、印刷屋さんから連絡があって「濁りなき心に下巻」の製本が完了しました。予想よりうんと早い納品で助かります。業者から本を入手次第、お申込みいただいた方々にお届けいたします。もう暫くお待ちください。次の配本「戊辰一八六八」もリライト作業が捗っています。サイトに連載していた当時は、エピソ―ドごとに話者を変えて書いていました。一冊の本にするとなると編集し直さないと、章ごとに異なる話者って読み難いです。サイトの掲載小説は、一旦クリックして画面を開くので、視点や話者変えは違和感はないけれど、紙の本だと違います。
話者の視点変えと構成について、ここのところぼんやり考えていました。かなり以前に読んだ「1Q84」が大きなまとまりで、話者変えをしていて。序奏、Aパート、Bパート、A”、閑話、B”みたいな感じで進みました。ソナタ形式みたいな。左手で別の物語を奏でて、右手で別の物語を奏でて、重なると一つになるような。完全なバロック対位法です。ストーリーの主題(主人公二人の其々の物語)が追いかけるように奏でられるところとか。話が面白い上に完璧な世界がひとつ出来上がっている。もう小説でもない宇宙みたいな。なんなんでしょうねあれは。プロットや構成が最初から綿密に考えて書かれてあるんでしょうね。
さて、私の書くものはプロットも何もないような、ただの話の羅列で読みにくい上に話者も統一されていない。本当にどうしましょうと思いながら、なんとか読みやすい形に変える作業をしています。最初からちゃんと骨組みを整えておけば良かったなと思ったり、突発的に思いついた物語の中に斎千の本質を発見したり、日々迷いながら構成し直しています。本づくりは楽しいです。
天雲の抄は、一通りプレイを終えました。超絶面白かった。久しぶりです。一気にプレイしたの。今回のゲームも広がりがあって興味深い内容でした。同時に新選組幹部の魅力全開で、また薄桜鬼が大好きになりました。新しく登場したキャラクターも味があって良かった。またもっとプレイを繰り返して見えてくるものもあると思います。噛めば噛むほど味がでそうなゲームなので、長く楽しんで行きたいです。
最近、冷え込むようになってきました。くれぐれもお身体おいといください。