ブログ【小説更新情報】鈴虫

ブログ【小説更新情報】鈴虫

カウントダウン第三弾 鈴虫をアップしました。

西本願寺に移って二年目の夏から秋にかけてのエピソード。左之助さんが出てきます。

江戸時代中期に、江戸で虫売りが流行ったそうです。夏から秋にかけて、人々は鈴虫や松虫を竹ひごの籠で飼って虫の声を楽しみ。虫売りは、鶯谷の森で虫を採集して繁殖させ籠に入れて売る。竹ひごや竹細工の籠が出回り、夏の風物詩でした。

虫の声を楽しむのは、日本独特の文化だそう。夏は特に人々は蝉の声を何種類も知っていて、季節の移り変わりの目安にしていたり。和歌でも鈴虫や、蟋蟀が季語になっていたり。

今回は斎千ベースの話。でも主役の鈴虫一家や斎千の日常の裏側に、原田さんの短い夏の恋が見え隠れする。原田さん、人知れず大人の恋を沢山していそうです。百戦錬磨ですが、たまに本気で悲恋を味わっていそう。そういったところが素敵。

一方、千鶴ちゃんは子供っぽく鈴虫一家を勝手に作り上げ、斎藤さんまで巻き込まれています。でも、二人の日常はとっても楽しそう。

いつも読んで下さって有難うございます。

ちよろず

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