ブログ【更新情報】庇の影

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皆さん、こんばんは。暦の上では「春」とはいえ、外は寒いですね。お元気にお過ごしでしょうか。

庇の影 序章」をアップしました。「大股開き」シリーズの続編スタートです。

江戸を出奔した山口一が上洛する道すがら起きた出来事。東海道を進み丸子宿から岡部までの道行です。文久三年の正月。新暦では二月二十日ごろ。駿府は温暖で山間部も雪は降っていない設定です。小説では山口一は正月に東海道を西に向かっていますが、実際斎藤一はどのタイミングで上洛したのでしょうね。厳寒の季節でなければ中山道を通った可能性もあるあるです。

浪士御集として上洛した近藤勇たち試衛館メンバーは、文久三年二月初旬に中山道を通って京に向かいました。今の暦では三月中旬頃。途中、信濃や美濃国にはまだ雪が残っていたかもしれません。

上のギャラリー写真は、現代の丸子宿(鞠子)。広重画と変わらない江戸時代の風情が残っている。茅葺屋根の建物はとろろ汁で有名な丁子屋さん。鞠子から岡部にかけて宇津の谷の峠は現在も旧街道の風景が残っている美しい場所です。

大股開きの最終話「果し合いの末」では、気持ちがふっきれていた斎藤さんですが、再び剣を振るう意味について自問するようになります。

ここまで読んで下さって有難うございます。

また続きをアップしますね。

ちよろず

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